先日LPIC101に合格しました。770/800 58/60 でした。
仕事や家庭を持っていると勉強する時間はあまり取れません。時間は全人類平等に与えられている唯一のものです。与えられた時間を有効に活用するには効率良く勉強しなければなりません。
この場合の「効率良く勉強する」とはどういう意味でしょうか?資格試験に合格するためにコスト(この場合は時間)を最小限に抑えることです。ですので、勉強した部分が資格試験と強く関連しているなら「効率良い」と言えます。闇雲に試験範囲を勉強すれば良いというわけではありません。
この書籍だけやればいい
スピードマスター問題集
何を勉強すれば良いかと言いますと「スピードマスター問題集(白本)」と呼ばれる書籍です。この本の問題と答えを覚えれば合格できます。ただ答えを暗記するのではなく、解答文が何を意味しているのか理解して覚えることが望ましいと思います。ですがそれなしでも、つまり単純な暗記でも合格できるような気がします。
どうしてそう思うかと言いいますと、この本と同じ問題が試験に出たからです。一つ二つのレベルではありません。たくさん出たんです!
「あ!この問題進研ゼミでやったやつだ!」
という例のセリフを言いたくなるほど、この本から出題されていました。101の試験問題はほとんどこの本で見たことあったのではないか?と思いました。もちろん全く同じではない問題が大半です。アレンジされています。ですがただの暗記ではなく理解して暗記している場合全く問題になりません。
私はこの本を3周しました。選択肢を見ることなく答えが頭に思い浮かぶくらいにしました。
「単純な暗記」と「理解した暗記」
「単純な暗記」はその名の通り問題と答えをただ覚えるというやり方です。これですと選択肢の言葉が変えられていたりなど、問題がアレンジされた時に応用が効かなくなります。ですので問題がアレンジされても解答できるように「理解して暗記」したいと思います。問題の意味、答えの意味をしっかり理解するようにします。
LPIC101はコマンドやオプションをたくさん暗記する必要があります。単純な暗記に陥りやすいですが、コマンドやオプションの意味を理解しておくと暗記しやすくなります。
Linux教科書 LPIC レベル1
ただ白本は全てを解説しているわけではありません。解説するとただでさえ分厚い本が辞典のようになってしまいます。ですので解説もある程度わかっている人向けに書かれています。初心者には厳しいかと思います。私は初心者ではありませんが、もう少し解説してほしいなと思う部分もありました。
そこで登場するのがこの「Linux教科書 LPIC レベル1(あずき本)」です。教科書と名前がついている通り本当に教科書や参考書のような書籍となっています。解説もしっかりしていて、入力したコマンドに対する出力が詳細に載っていたりします。ですので、
メインに白本を勉強する。白本でわからないところをあずき本で補う。
というスタイルで勉強していました。
お役立ちYoutubeサイト
通勤中などでYoutubeを聴きながら勉強しました。役に立ったのが「【公式】Linux Professional Institute 日本支部 LPI」チャンネルです。プレイリスト「絶対合格しようシリーズ」は何回も視聴しました。
本だけだとイメージが掴みにくいところも、教えてもらえるとだいぶ理解しやすくなります。大変助かりました。「絶対合格しようシリーズ!LPIC101のポイント」はとても良い教材でした!
問題集のWebサイトは利用する?
有名なサイトPing-tなどありますが、全く使用しませんでした。本当に白本だけやればいいんです。余計な問題を解く必要はありません。本当はWeb問題集を勉強した方が自分の身になったりするのでしょうが、今は効率重視の目線で語っています。
あずき本でもわからない細かい点などはインターネットで検索して調べたりしました。
実機を触って勉強した?
Linuxを勉強するにあたり実機を準備するようよく言われます。ですがいりません。大切な点なので何度も言いますが、白本を勉強してください。本来は実機を使ってコマンドの動きなどを体感するべきだと思います。コマンドの出力結果は白本やあずき本にあります。それを見て結果をイメージしてください。
とは言ったものの実機を触ることは実務を行う上でとても大切なので本当は実機で勉強した方が良いです。
まとめ
効率良く勉強してLPIC101に合格する方法は…
メインに白本を勉強する。白本でわからないところをあずき本で補う。
本の購入で出費はかさみますが、確実に合格できるのであれば安いと思います。特にLPICの受験料は高いですので。それに102試験でもこの2冊は活躍します。それを考えると購入費用が少し安くなるイメージになる?でしょうか。
この情報がみなさまのお役に立てれば幸いです。
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