Microsoft の資格試験と関連している分野に Microsoft Applied Skills というサービスがあります。2023年12月ごろに発表された新しい資格試験です。早速私も挑戦してみました。
Microsoft Applied Skills とは?
Microsoft Applied Skills とはどんな資格試験なのでしょうか?実際のシナリオに基づく特定のスキルを検証します。MCPはその分野の幅広い知識が求められますが、Applied Skills は実際のAzure Portal の画面からAzureサービスを構築していきます。お題がありまして求められている品質のAzureサービスをデプロイできるかどうか?というスキルが求められます。
MCP | Applied Skills | |
受験料 | 有料 | 無料(今だけ?) |
試験内容 | 知識ベース | 技術ベース |
予約 | 必要 | 不要(即試験開始できる) |
受験会場 | 指定あり | 指定なし |
資料参照 | 指定あり | 指定なし(Googleなどで調査可能) |
出題形式 | 選択問題 | 与えられたシナリオを 実機を使用して解決する |
受験してみた
Azure Files と Azure Blob Storage のストレージをセキュリティで保護する
という資格試験を受験しました。受験時間は2時間でしたが、1時間半かからずに終わったと思います。
結果はなんと…
無事合格いたしました。でも79%って…思ってたより低いですね。合格ラインは57%でした。6割できればOKなんですね。解答結果の詳細は以下です。
Blob Storage と Azure Files の設定が間違っているよ!ということですね。根本的な部分で何か間違えたようです。でもネットワーク構成とかセキュリティとかしっかりしてるから大丈夫っしょ!ポジティブシンキングはとても大事です。
受験の注意点
ノートPCではやりにくい
最初ノートPC(MacBook Air 13インチ)で試験を受けてたのですが、実際にログインしたWindows画面がものすごく狭く、何するにもスクロールしないと全体を見ることができませんでした。フルスクリーンにしたのですが、少し画面が広くなった程度だったので作業しづらかったです。
試験途中から外部ディスプレイを接続してそちらの画面で試験を続行しました。ある程度の大きさの画面がないと受験しずらいです。
翻訳に問題あり
今回のシナリオで Azure Files や Blob Storage を作成するよう指示があるのですが、名前も決まっていました。その名前が日本語に翻訳されていました。そのまま日本語名で作成はできないため、一度英語に戻して作成したのですが、その英語名で合っていたは不明です。
受験対策
ラーニングパスで勉強する
勉強方法はラーニングパス一択です。ここで勉強した内容が同じような形で出題されます。
演習というのがありまして、ここで実際の Azure Portal からAzure Files や Blob Storage などを作成しセキュリティ等の設定を行う訓練ができます。ただし、ここでの演習には Azure サブスクリプションが必要になります。新規で作成すれば30日間無料で利用できるので、会社などで自由に触ることのできない方は作成してください。実際にAzureを触らないと合格は難しいのではないかと思います。
まとめ
Microsoft の新しい試験スタイルはなかなか興味深いものでした。今までは知識だけを問うものでしたが、これからは実技スキルも問われるようになってきました。今後 Applied Skills 試験も受験すれば、知識とスキル両方持っていることを証明することができるようになりますね。
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