Windows Updateによるトラブルというのはよく聞く話ですが、このパターンは初めてだったので記録に残します。あるユーザーから「Windows Updateしたら無線LANにつながらなくなってしまった」とのヘルプがきました。
疑うべき箇所
対象PC
DELL Latitude 5320
Windows10 Pro
最初に疑うのは「機内モード」やWi-Fiスイッチを誤ってOFFにしてしまったなどです。確認したところ、このPCにはWi-Fiスイッチはついていません。Wi-Fi設定を見ましたらWi-Fi自体が根こそぎなくなっている、そんな印象でした。W-Fiに関するすべての設定が表示されなくなってしまったのです。
次に「ネットワークのリセット」をしてみましたが、特に効果は表れませんでした。
つづいて疑うのは「Wi-Fiドライバー」です。ドライバーにトラブルが起きますとOSが全くWi-Fiを認識できなくなることはあります。ですので、デバイスマネージャーから該当のWi-Fiドライバーを確認しました。トラブルは起きていません。念のためWi-Fiドライバーを一度アンインストールし、DELLのWebサイトから最新のドライバーをダウンロードして再インストールしました。なんと全く効果がありませんでした。
原因はこいつでした
このトラブルの原因はサービスにありました。「WLAN AutoConfig」というサービスが止まっていたのです。
スタートアップの種類を「自動」にしてから「開始」します。
するとなんとWi-Fiメニューが戻ってくるではあーりませんか!元に戻った時には感動すらありました。
まとめ
このようなトラブルが発生したときに調べるべき箇所として
OSの設定 → サービス → ドライバ
の順番になるかと思います。この順番で深くなっていきます。調べるべき順番や箇所を忘れないようにしたいと思います。
経験を積んでくると今回のようなトラブルは「OSレベルの設定で直るものではないな」と勘が働きます。それは当たっていたのですが、サービスを見落としてドライバの状態を調べてしまいました。まずドライバ疑っちゃいますよね?ね?
今回のトラブルはWindows Update 関係ということでした。アップデート中に WLAN AutoConfig がオフにされ、元に戻されることなく Windows Update が終わってしまったということなのでしょうか?詳しい方ぜひ教えてください。
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