ログイン時にbashのエラーが表示される

Linux
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VPSサーバーにログインすると以下のメッセージが毎回表示されます。

bash: /opt/remi/php74/enable: No such file or directory
Unable to open /etc/scl/conf/php74!

php7.4で何かエラーが起きているようですが、php7.4は削除してphp8を使用しています。放っておいても問題なさそうですが気になりますので対応したいとおもいます。

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bashとは?

bashとはユーザーがログインした際にログインシェルとして実行されるLinuxの基本システムです。ログインした時に必要なファイル群を読み込みます。Windowsで言うとスタートアップにあたりますかね。下記サイトによりますとログイン時に次のような流れで読み込まれます。

/etc/profileを実行
/etc/profileによって、/etc/profile.dディレクトリ配下のすべてのファイルを実行
ログインユーザーのホームディレクトリにある̃/.bash_profileを実行
~/.bash_profileによって、~/.bashrcを実行
~/.bashrcによって、/etc/bashrcを実行
bashが起動時に実行するファイル
「事件は枯れたシステムが稼働する現場で起こってるんだ」と現場ですぐに役立つ知識を欲するあなたに贈る珠玉のTips集。今回は、いつの間にか作成されている「.bashrc」や「.bash_profile」というファイルの正体について解説する。

解決方法

上記囲みにある流れを上から辿っていきます。そうしますと/etc/profile.dディレクトリ内に下記のファイルがあることがわかりました。ログインするたびこのファイルは実行されるわけですね。

/etc/profile.d/php74.sh

このファイルの中身を見てみますと

#!/bin/bash

source /opt/remi/php74/enable
export X_SCLS="`scl enable php74 'echo $X_SCLS'`"

ありました。エラーメッセージに出てくる一文が!というわけでphp74.shを削除します。

rm /etc/profile.d/php74.sh

これで問題解決です。php7.4をアンインストールした時このファイルだけ消えなかったようですね。

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