【応用情報】1発合格のための勉強方法

勉強・資格
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令和4年秋期 応用情報技術者試験に合格することができました。険しい道のりでしたが無事資格取得できてよかったです。1回目の受験で合格できた勉強方法をお伝えできればと思います。

試験当日対策について記載しました。あわせてご確認ください。

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背景

まず私の背景をご紹介したいと思います。

職業:社内SE
年齢:アラフォー
家族:妻子あり

という一般的なサラリーマンです。職業にSEという肩書がありますのでITには詳しい方かと思います。妻子もちですから仕事終わって家に帰ったら勉強だけやるわけにもいきません。妻や子供と一緒に過ごす時間も必要です。(もちろん勉強の時間をもらうため協力してもらいました)

ですので学生さんのように勉強できる時間がたくさんあるわけではありません。そのような中でどのように効率よく勉強したかご説明いたします。

試験までのスケジュール

会社から試験を受けるよう言われたのが2022/7の最初だったと思います。ちょうど3か月くらい前でしょうか。まず大まかなスケジュールを立てました。

【3か月前】
・午前問題の参考書を購入
・午前問題の参考書の全体を軽く読む
・午前問題の過去問を解く
・このタームの最後に午前問題の模擬試験をする
【2か月前】
・午後問題の参考書を購入
・午後問題を選択する
・午後問題の参考書の問題を解く
・午前問題の過去問を解く
・このタームの最後に午前問題の模擬試験をする
【1か月前】
・午前問題の過去問を解く
・午後問題の参考書の問題を解く
・午後問題の過去問を解く
・このタームの最後に午前・午後問題の模擬試験をする

勉強時間について

平日は仕事ですので1時間くらい、休日は3,4時間くらい勉強しました。1か月で60時間、3か月で180時間くらいかと思います。

午前・午後問題 勉強量の割合について

午前・午後問題の勉強量の割合は以下のイメージです。

【3か月前】
午前 10:0 午後
【2か月前】
午前  5:5 午後
【1か月前】
午前  2:8 午後

「3か月前」は午前問題の勉強しかしていませんでした。午後問題の勉強は「2か月前」から始めました。少し午後問題の勉強量が少なかったなと思います。それが結果にも出ていました。(午前85点・午後68点)

午前問題対策

参考書

さきほど「午前問題の参考書の全体を軽く読む」と書いたのですが、これは私の性格上全体を先に把握したいというのがあります。別に気にならなければやる必要はないと思います。購入した参考書はこちらです。

この参考書は全体の必要な情報をカバーしています。答えだけでなくなぜそうなのかの解説も記載されていたので、知りたいことがある程度知ることができました。参考書の目的は答えだけでなく解説を知ることにあると私の勝手な思いですがそれができていたと思います。もちろん紙面の都合がありますのであますところなく解説されているわけではないですが目的は達成されていました。

「キタミ式」という参考書もありますがこちらはIT未経験者向けな参考書というイメージです。ITに従事されている方には解説が簡単すぎます。

この参考書を1章からガチ読みすることはお勧めしません。第1章「基礎理論」と第2章「アルゴリズムとプログラミング」は最初読んだとき訳が分からず挫折しかけました。第3章「ハードウェアとコンピュータ構成要素」ぐらいからだんだん馴染みのある内容になってきました。1章や2章は出題される問題数は多くないので参考書をガチ読みするより過去問を覚えた方が得策かと思います。

Webサイト

続いて「応用情報技術者試験ドットコム」の「過去問道場」です。みなさん助けられたサイトではないでしょうか。このサイトさまさまです。本当にありがとうございました。

応用情報技術者過去問道場

勉強方法

このサイトの過去10回分800問を解きました。直近2回分から出題されないのでここは除きました。

残り1か月となるあたりで800問全部解きました。残り1か月は間違えた解答を再度解きました。800問を解きますと自然と答えを覚えます。計算問題も計算することなく答えが覚えられるようになります。

特に力をいれたのが「ストラテジ」です。恥ずかしながらこの分野はほとんど知識がなく0からのスタートに近い状況でした。しかも「ストラテジ」は20/80問という4分の1も出題されるので決して外すことはできないと考えました。「マネジメント」も「ストラテジ」ほどではありませんが力を入れました。この二つの分野は頑張った分結果が伴いよかったです。

先ほども書きましたが「基礎理論」や「アルゴリズムとプログラミング」はほとんど勉強していません。勉強したところでそれほど出題されるわけでもなく仕事に役立つわけでもないからです。過去問を暗記した程度の勉強量でした。

模擬試験

各1か月の最後に模擬試験を行いました。本番と同じ150分で試験しました。結果は以下のイメージです。

【3か月前】60点くらい
【2か月前】70点くらい
【1か月前】80点くらい

結果が上り調子でしたので午前問題は比較的心配することなく本番に挑めました。

午後問題対策

問題選択は非常に重要!

午後問題は選択式なのでどの問題を選ぶかが非常に重要になってきます。当初は選択式問題5問を準備しようと思っていました。ですが途中でトラブルがあり4問のみを準備することにしました。1問でもわからない問題がでたらアウトです。ですがその対策はしていました。「得意問題で満点(近く)を取る作戦」です。私はセキュリティネットワークは得意問題でしたのでこの2問で40点(近く)取ってあとの3問で20点取ればよいとしました。これはかなりの賭けでしたがなんとか成功しました。

ちなみに私が選んだ問題は

・ネットワーク
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
・システム監査

です。プロマネ・サビマネ・シス監3問合計で30点近く取れればギリギリ合格できるというわけです。

そもそもこの3つを選択したことがあまり良くなかったと今では後悔しています。なぜ後悔しているかというとそもそもこの3つ問題は得意ではないなぁと思いながら勉強していました。勉強してもいまいち自信がつきませんでした。でも今更戻れない感があり勉強を続けていました。データベースやプログラミングなどを選んでおけば自信を持って挑めたと思います。本試験が終わりこの3問の答え合わせをしたらボロボロでした。合格出来たらよかったもののできなかったらこの問題選択を誤ったことを悔いていたことでしょう。それだけ問題選択は重要です

もし午後問題を勉強していて成果がなかなかでない問題にぶつかった場合、早めに別の問題に切り替えることをお勧めいたします。ですので午後問題も早くから(私の場合は3か月前から)勉強をはじめるとよいと思いました。

参考書

午後問題対策の参考書も購入しました。この緑の本は評判がよかったので買いましたが、本当によかったです。

午後問題に対する答えや解説だけでなく、午後問題の傾向や答えの導き方などの対策も記載されていました。午後は記述式ですので自分で答えを書かないといけません。本文中からポイントとなる記述をコピペすれば大半は大丈夫です。ですが、解答を導き出すためにもう一歩踏み込んで答えることの大切さなどを学ぶことができました。

午後問題は答えを丸暗記しても意味はありません。同じ問題はでないからです。なので出題された答えのパターンみたいなのをまとめたりしていました

Webサイト

午前問題に引き続き午後問題も同じ「過去問道場」にお世話になりました。本当に感謝!

応用情報技術者過去問道場【午後版】

勉強方法

分野によって異なりますが過去5回分くらいを解きました。得意としていたセキュリティやネットワークは過去7,8回分などもう少し多く解きました。得意な分野にたくさん時間をかけ、そうではない分野はそこそこ勉強しました。あとで思ったのは「得意な分野が3問あればそれを徹底的に勉強すればよい」という作戦です。それだけで60点(近く)取れますので後の2問は勉強しなくても大丈夫なくらいです。SEですとセキュリティ・ネットワーク・データベースは必ず携わってますのでこの3問がお勧めです。

午後問題は1問解くのに30分かかります。その時間を取り分けるのが大変でした。

模擬試験

午後問題は本番直前に模擬試験を行いました。150分間で5問に挑戦しました。結果は例の3問が芳しくなく自信がない状態で本番を迎えることになりました。やはり問題選択は大事です!

あとは運

応用情報技術者試験は運要素も強いです。いくら勉強していても勉強した内容が出題されるとは限りません(特に午後問題)。得意としていたセキュリティやネットワークでさえ勉強していない予想外な分野が出題されたら目も当てれません。私が合格できたのは運がよかったからと言えます。

まとめ

こうすれば合格する!みたいなのがなくてすみません。とにかく地道に参考書と過去問を勉強したというだけでした。最初に大きな計画を立ててその通りに実行しました。計画を実行するにあたり「選択と集中」を心がけました。苦手分野に時間をかけず、得意分野に時間をかけるという手法です。午前問題で言えば、苦手分野はただの暗記、得意分野は広く深く掘り下げて勉強する。午後問題は勉強する時間が得意分野と苦手分野では異なりました。

本番前までにある程度自信がある状態でのぞめるのが私の中のベストと言えます。勉強途中で選択を誤り午後問題においてはそれができませんでした。次回別の資格試験を受ける時にこの反省点を活かしたいと思います。

ご参考になるところがあれば幸いです。

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