DNSサーバーを移管する【CPI→他社】

ネットワーク
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現在CPIのDNSサーバーを利用しています。あまりDNSレコードなどを書き換えないならCPIでいいのですが、サーバー引越しなどDNSレコードを頻繁に書き換えることがあるとCPIは使いづらいです。

CPIは自分でDNSレコードを書き換えられません。サポートにお願いをします。そしてお金がかかります。着金が確認されてはじめてサポートがレコードの書き換えをするため、変更スピードに遅れがでます。

そこでDNSサーバーをCPIから他社へ移管することにしました。移管する際の注意点を記載したいと思います。

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CPI上でのDNSレコード

本来であればDNSレコードを単純にコピペすればOKです。ただCPIはそのようにはいきません。CPIのDNSレコード例(Web, メール)は以下の通りです。

Webサーバー

ホスト名TYPEVALUE優先
papamamameyou.com.AXXX.XXX.XXX.XXX(IPアドレス)
www.papamamameyou.com.AXXX.XXX.XXX.XXX(IPアドレス)
ftp.papamamameyou.com.AXXX.XXX.XXX.XXX(IPアドレス)
papamamameyou.com.HINFOaa200.secure.ne.jp20
Webサーバー DNSレコード例

メールサーバー

ホスト名TYPEVALUE優先
papamamameyou.com.MXvlmx10.secure.ne.jp10
papamamameyou.com.MXvlmx20.secure.ne.jp10
papamamameyou.com.MXvlmx30.secure.ne.jp20
papamamameyou.com.HINFOm100.secure.ne.jp20
papamamameyou.com.TXT“v=spf1 include:spf.secure.ne.jp -all”
smtp.papamamameyou.com.AYYY.YYY.YYY.YYY(IPアドレス)
pop.papamamameyou.com.AYYY.YYY.YYY.YYY(IPアドレス)
mail.papamamameyou.com.AYYY.YYY.YYY.YYY(IPアドレス)
メールサーバー DNSレコード例

TYPEに記載されていますHINFOというのは付加情報を記録するためのレコードです。メールが外部から飛んできた時、vlmx10.secure.ne.jpを見に行きます。でも実際のサーバーはm100.secure.ne.jpですよ。的な意味合いの付加情報だと思います。外部に余計な情報を晒すことになりかねないので最近では使用されなくなってきているようです。

他社上でのDNSレコード

Webサーバー

HINFOを削除します。あとは変わらずそのままコピペでOKです。

ホスト名TYPEVALUE優先
papamamameyou.com.AXXX.XXX.XXX.XXX(IPアドレス)
www.papamamameyou.com.AXXX.XXX.XXX.XXX(IPアドレス)
ftp.papamamameyou.com.AXXX.XXX.XXX.XXX(IPアドレス)
Webサーバー DNSレコード例

メールサーバー

ポイントはメールサーバーを直接参照することです。HINFOに記載されていたメールサーバーをMXレコードに登録します。HINFOは登録不要です。あとは変更ありません。

ホスト名TYPEVALUE優先
papamamameyou.com.MXm100.secure.ne.jp10
papamamameyou.com.TXT“v=spf1 include:spf.secure.ne.jp -all”
smtp.papamamameyou.com.AYYY.YYY.YYY.YYY(IPアドレス)
pop.papamamameyou.com.AYYY.YYY.YYY.YYY(IPアドレス)
mail.papamamameyou.com.AYYY.YYY.YYY.YYY(IPアドレス)
メールサーバー DNSレコード例

DNS浸透期間は?

今回はCPIからMuuMuuへ引っ越しをしました。このサイトでdigをしてDNSサーバーが変更になるのがいつかを見ていましたが、だいたい24時間くらいだったかと思います。週末に対応いたしましたので特に仕事に影響は出ませんでした。

nslookup(dig)テスト【DNSサーバ接続確認】
サーバー管理者用の支援ページです。nslookupやdigを利用し管理中のDNSサーバーが外部から取得可能か確認できます。DNSの応答や問い合わせ結果を確認することができます。

まとめ

こういう作業はものすごい神経使いますね。一歩ミスったら会社全体に影響が出るかもしれない作業です。本音言うとあまりやりたくないですね。

サブドメインについてはこちらを参照してください。

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